2025年7月19日土曜日

出前授業を行いました

清水町立南中学校では進路指導の一環として,近隣の高校・高専の先生方を招いての体験授業を行っているそうです.各学校50分の授業を2回繰り返して行い,中学生は2つの学校の授業が受けられるようになっていました.沼津高専からは野毛先生,高橋と野毛研究室の卒研生で体験授業を行うことになりました.

テーマは「光を波長(色)ごとに分けて観測する」というものです.最初は分光シートと紙コップで光観測装置を作ります.細い隙間から入った自然光は分光シートを通してみると下の写真のように見えます.

中学生にはそれぞれライトを持参してもらい,ライトの光がどのように見えるか観測してもらいました.例えば,パソコンの白い画面を分光シートを通して見ると下のように見えます.画像だと分かりづらいですが,自然光では隙間なく色が並んで見えていたのに対し,下の画像では赤緑青の間に黒い隙間が見えます.これはパソコンの画面の白は赤青緑を組み合わせて作っているためです.このように,人工的な光ではどの色で構成されているかがこの装置で観測できます.

最後には分光シートを2つ組み合わせると,光が万華鏡のように見ることができる装置を作りました.中学生はとにかく元気で,こちらも圧倒されてしまいましたが,楽しんでもらえたようです.工学系に興味のある中学生は,是非高専への進学も考えてみてください.8月2日には1日体験入学もあるので参加お待ちしております.1日体験入学の詳細については沼津高専の下記URLのページに記載されています.


野毛先生の説明で光観測装置を作ります.


野毛研の卒研生たちもサポートしてくれました.

体験授業は受講生を入れ替えて2回行われ,後半は高橋が担当しました.





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