2020年4月30日木曜日

4/30の授業(E2とE4)

 4/30は本来なら、大型連休の直前というか谷間というか、なんでこんなときに授業があるんだよ!と怒られそうな日だったはずなのですが、近未来のお話によくある核戦争でも起きたかのような、外出もままならない状況下で本日の遠隔授業の幕は切って落とされたのでした。


まずはE2で「電磁気I」と、E4では「電子回路I」がありました。
「電磁気」は電気現象と磁気現象を扱う科目です。「+」と「-」の電気、「N」と「S」の磁気(磁石)には、似た性質と異なる性質があり、さらにはフレミングの法則で習ったように、互いに影響しあったりして、回路理論という名の授業で学ぶ電気の内容とも密接に関係しています。回路理論は一言で言うと、「電圧かけたら電流流れる」話ですが、そのときにその周囲で起きているさらに目に見えない事象を扱うのが「電磁気」です。それを体系的に扱うには、どうしても三角関数他の道具はかかせません(ロト装備ですね)。
電磁気と言ってもまずは、使う道具の話から
「電子回路」はトランジスタやダイオードに代表される半導体を含む回路理論の話です。テレビでもスマホでも音量調整ってしますよね。そういったアンプの話であったり、膨大な数の素子を小さな部品に詰め込んだICの話です。写真は撮り損ねてしまいました。


E科では、少々フライング気味ですが、皆さんとつながっているため、学びを止めないために、手探りで遠隔やってます。
最近長文になりがちですね、失礼しました。

4/28「E2回路理論I」はじめました

 冷やし中華みたいですが、「E2回路理論I」はじめました。
学校全体の動きに先駆けて、この遠隔授業の環境を構築するために裏方に徹していたE2副担任でもある高矢先生ですが、4/28(水)についに自身が担当する「回路理論I」を開始しました。


副担任ということもあって、まずは2年生に向けたお話から始まりました。2年生はどんな位置づけの学年なのか、学年ごとに増えていく専門科目と教養科目の比率の遷移の様子とか、本来なら4月の最初に顔を合わせて伝えたかったことを、じっくり話していました。
その後、本題の授業に入り、まずは出席確認から。
画面には出席している学生のアイコンが並びます。
座席表みたいですね。
教室ならすぐに済む出席確認ですが、お互いの不慣れさもあって、結構時間がかかります(10分くらいかかったかな)。
講義ではタブレットが黒板になります。先生方がいろんな形式で授業を実施し、授業のやりやすさ、内容の伝わりやすさ、受け手のわかりやすさ、データ通信量の程度など、いくつもの視点から試行錯誤しています。
このタブレットに書くと......

少し間をおいて、画面にそれが反映されます。
今見えている大きな画面は皆さんに見える画面と同じです

今日は1年生の「直流回路」の復習に重点をおいて、一方通行にならないように、時折学生を指名して、問題を解いていました。みんな終わりのない春休みで頭と体がなまってしまったのか、意外と苦戦してましたね。リハビリをしっかりやっておきましょう。

私も自分の部屋で授業を聞いてみました。

PCでは、こんな風に見えます。
スマホでは、画面右上の高矢先生は見えてないかも。


ちなみに、高矢先生は教員室がかわりました。これまで高矢先生がいた部屋がE科で行う遠隔授業のスタジオになり、高矢先生はこれまで大澤先生がいた部屋に移ってます。本日はその部屋で授業を行いました。

2020年4月27日月曜日

マスクは作れる

 電気電子工学科の山之内研究室には3Dプリンタがあります。
実験用の部品を作ったり、卒業研究で製作の手助けをしてくれます。

一昔前は、3Dプリンタは高級品というイメージでしたが、今では一家に1台配備できるくらい安価になっていますね。

3Dプリンタを使うことで、設計図さえあれば輸送費をかけずにその場で部品を作ることができます。この利点を生かして、コロナで不足しているものの製作することが取り上げられています。

今回はD科の先生から教えてもらった、Freeで配布されているマスクを作ってみます。「PITATT 3D Print mask」と検索すれば詳細が載っていますので興味のある方は確認してみましょう。


 アウターとインナーが造形できました。インナーの小さい造形でも1時間以上かかります。


  ひもを通して

ティッシュを挟み込めば

再利用できるマスクの完成です。

インナーの造形が難しいので、試行錯誤しつつ製作中です。

2020年4月20日月曜日

卒研配属説明会

始業が遅れていますので,スケジュールも変更を余儀なくされています。

5年生にとって最も重要な必修科目の一つに「卒業研究」があります。
例年は新年度が始まってすぐに,先生方からテーマの説明を聞き,学生の配属希望を調査して,所属研究室を決めてスタートしている時期なのです。

緊急事態宣言も出され,学生の自由に登校できない状況が続いています。
苦肉の策として,今年は遠隔授業で卒研の配属説明会を実施しました。
初の試みでしたが,思いの外スムーズに実施できて良かったです。
このスタイルもいいかなと,新たな発見。

説明会に参加している人たちをスクリーンショット

全体説明会の後は,各教員とのミーティングを「ビデオ会議」で行いました。
緑色の一つ一つが教員とのビデオ会議のリンクを示しています。
各自が配属を希望する先生とビデオで話します。
詳しい説明を聞いたり,質問をして,志望する研究室を決めることになります。

ビデオ会議のGUIをずらっとスクショしました

2020年4月18日土曜日

学校散歩

こんにちは。

昨日,電鬼丸と眞鍋先生(E科1年副担任)が学校散歩しました。
ライブで見られなかった人のために,期間限定でブログにアップします。

必見・期間限定公開中!


なお,学校の校歌,第2校歌の部分は編集でカットされています。
ホームページで視聴してくださいますよう,お願いいたします。

2020年4月16日木曜日

電鬼丸と学校散歩

緊急告知!

明日(4/17),E科の学生,特に新入学生のために
E科マスコットの電鬼丸が学校内を散歩しながら案内します。
乞うご期待!
予告画面を載せておきますね。

沼津高専・E科の学生の皆さんにはリンク先情報を送ります!
DAY     :  2020.04.17
START : 10:30


スタート画面はこんな感じです

4年生向け遠隔授業の試運転(応用電気数学II)

 昨日のことになってしまいましたが、4年生の選択科目である「応用電気数学II」のお試し授業を行いました。担当は山之内先生です。


 こちらも手探りだと前に書きましたが、遠隔授業用にPC(もうPCというよりは色々な情報端末)上で使えるホワイトボードを使って授業をしていました。
カメラとマイクがあればそこが教室で、その気になればどこでも授業ができてしまうし、反対に情報端末ひとつあればどこでも授業が受けられてしまいます。なんか学校の概念が崩壊しそうですね。
授業中の様子
一人で書き物しているだけに見えます
イヤホンつけて「ながら勉強」しているみたいです

 応用電気数学IIは、電気分野の専門を身に着けるうえで必要な数学を学ぶのですが、数学の授業だけに頼らずに学科でも開講しています。数学的な正しい裏付けは数学のプロに教わり、こちらはある意味、道具として数学の使い方を学ぶといったところでしょうか。

タブレット上で計算を書き(1枚目の写真)、
自身でもPCの画面で確認してます


どうしても数式をたくさん使うし、その場でたくさん計算します。するとパワーポイントのようなものでは、その場その場で計算の様子を示すのが難しくなります。そこでホワイトボードというものを使い、目の前で計算している様子も見せられるようにしています。
いろんなツールを使ったり、いろんな場所で実施したりして、我々の経験値をあげてます。
おじさんはついていくのが大変です。
また別の授業で会いましょう。

2020年4月15日水曜日

スイッチ

スイッチ・・・といっても,ゲーム機じゃないですよ。
E科では遠隔授業システムの構築にさらに工夫を凝らしています。
装置が簡単に使えれば,講師は授業に集中でき,学生にわかりやすい授業ができるはず。
そうなればいいなぁ・・・,自信はないですけどね。

これまでの経験から,遠隔授業では話の流れを切らないためにも画面切り替えが重要だという一つの結論に達しました。
転んでもただでは起きないという姿勢で頑張ってますよ。

それならということで,画面をボタンで切り替える「スイッチ」を作ってみました。卒研に使ったスイッチボックスを再利用です。これさえあれば,パソコンやビデオ画面の切り替えに戸惑うこともなくスムーズに講義ができます。

ボタンを押すだけで簡単に画面が切り替えられます
手作り感が伝わってきませんか(笑)
黄色のボタンでスライドとホワイトボードの画像が切り替わります。
青色のボタンでクロマキー合成画面
赤色のボタンは授業開始前の静止画
黒色のボタンは時計画面
を表示します。


ホワイトボードを映し出します

スライドに講師をクロマキー合成しています

授業開始前の静止画

手前のホワイトボード前のカメラと緑のスクリーン前のカメラを切り替えます





2020年4月14日火曜日

E科特設スタジオ 作りました!

午前中に遠隔授業を行いました。
一つ前の投稿にあるように・・・・。
私が実験台となって,あれこれ試していますが,どれも悪くもないけどイマイチ。

「こうなったら,スタジオ作りましょう!」となりました。
さて,どうなったのか・・・・

皆さん,テレビで合成画面をご覧になったことがありますよね。
緑の幕の前で,出演者が喋って,画面の中に入り込んでいるような動画です。
クロマキー合成(Chroma key)という手法で作られています。
これを実現するような準備を整えました。
高専はこういった技術については得意な先生がいますし,道具もあれこれかき集めればなんとかなります。凄いでしょ(笑)
やるからには本気で取り組んでいますよ。


明日はこの「E科特設スタジオ」から遠隔授業やってみようかな・・・

緑の幕がスクリーンです。
D科のジョン先生がお見えになりました

クロマキー合成された画面のスクリーンショットです
モデルは仕掛け人の高矢先生(E2副担任・Eスタ幹事長)

奥の大画面は配信されている画像
手前は講師のためのモニターです

2年生向け遠隔授業の試運転 本日の様子

 本日はまた2年生対象で遠隔授業のお試しをしました。講師はあのEスタで有名な野毛先生です。内容は、電気回路の復習でした。2年生向けなので、直流回路です。


途中参加なので、それまでの様子がわからないのですが、この写真は直列接続された各抵抗に分配される電圧(分圧といいます)を求める問題のようですね。直列につながった複数の抵抗に対しては、その抵抗の大きさに応じた電圧が分配されてかかります。抵抗が大きいものほど、分配される電圧も高くなる様子が示されています。
写真中の右中央部ある緑色のものが見えますか?
これがWEBカメラです

続いては少し難しい問題で、一つの抵抗に二つの抵抗が並列した状態でつながっていて、この場合は分流の考え方が必要になります。水道管を流れる水は、末端に向かってどんどん分岐していきますが、その途中でどこかに水が漏れ出ていくことはありません。もしすべてが合流したら最初の水量に戻ります。電流も同じです。
我々がやってることは、対面でも遠隔で同じです


ところでこの様子を傍目に見るとこんな感じです。
近くにいるのは電鬼丸だけ

目の前には大きなテレビがあるだけです。誰もいないところでひたすらしゃべるのですが、なぜか誰もいないのに、逆に緊張します。
こちらもまだまだ慣れが必要で、いろいろ手探りしている感じです。
テレビはモニター画面でもなく、パワーポイントのような
PC内のアプリで見せる資料を切り替えるためのPCです
またこの大きなテレビですが、こちらから見ると、パソコンのアプリで作った資料をホワイトボードの画面と切り替えるために使っていて、今は黒く見えますが、あれは聴講者の誰かのWEBカメラの画像が映っている状態なのです。椅子に座って話をしたりしているときは、アナウンサーになったかのような気がします。


そんなこんなで、学校の再開はまた延期となってしまいましたが、こんな形で少しずつでも授業ができるようにしていきます。次は別の学年の授業で会いましょう。

2020年4月13日月曜日

始業の日程が発表されました

新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け,新学期がなかなかスタートできていません。学校では県外から登校する学生もいるため,再開時期について苦慮しています。

詳細については本校ホームページを確認してください。


本校学生の皆さんには,メールで通知されていることと思います。
詳細についてはご確認ください。

新入生は19日(日)が登校日に設定されました。

教科書販売,担任の先生との顔合わせ,などがあります。

初めてのことですから,疑問に感じることもたくさんあると思います。
すでにE科では新入生とチャットでつながっていますので,先生方に質問していただいて結構です。
1年生の副担任は,眞鍋(まなべ)先生,
学科長は大津(おおつ)先生
サポーターは電鬼丸(でんきまる)
です。


2020年4月10日金曜日

遠隔授業 テスト中

E科では,すでに遠隔授業の実施に備えてあれこれと試行しています。
今日は,1年生と3年生に遠隔授業を体験してもらいました。

1年生は入学したけれどまだ学校に通えていませんし,クラスメートとも顔合わせもできていませんね。少しでも学校のこと,クラスのことを知って,つながりを意識してもらいたいと思い,遠隔授業をお試しで体験してもらいました。
今日の授業は,1年生の「情報処理基礎」を担当する西村先生にお願いしました。
ネットワークを使う上で重要なことがら,例えば,個人情報のこと,SNSのこと,など,便利な道具を上手に使いこなすために各自が気をつけることについて動画配信を通してお話ししていただきました。

授業前の打ち合わせ

パソコン操作やモニターの確認

先生方が集まって意見を出し合っています
左から,髙矢先生,眞鍋先生,大津先生,西村先生


3年生は担任の大澤先生が研究室から遠隔授業を行ってみました。
ホワイトボードをつかった本番に近い形の映像と音声の確認です。
特に数式やグラフがはっきり見えているかなど確かめながら進めました。
私もパソコンから授業に参加してみました。

背中は大澤先生です

2020年4月7日火曜日

今日はビデオでホームルーム

昨日に引き続き,今日は4年生を対象として,ビデオ通話による遠隔授業を試しました。
参加してくれた学生もスムーズに対応できていたようで安心しました。
とはいえ,全員が同時に話したり,動画を同時に送受信しようとするとトラブルが起こるようです。途中で画像が止まったり,通信が遮断されたりといったことも発生しました。
あれこれ試行錯誤しながら,最も適した条件を整えつつ,本格的な運用に備えています。

高矢先生が調整中です

昨日の夜,教員間での音声や画像のチェックを行いました

ようこそ電気電子工学科へ!

電気電子工学科では、入学した1年生に向けて
連絡ツールのアカウント情報と設定方法を記した資料を4月6日に郵送しています。

既に東京や浜松といった遠方にも郵送が完了しているようで、
電鬼丸や学科長宛にも20名ほどの学生さんから設定完了の連絡がありました。

中学時代の部活動や、入学後の決意が書かれているメッセージもありました

まだ顔合わせもできていませんが、

ようこそ電気電子工学科へ
5年間一緒にがんばりましょう


2020年4月6日月曜日

遠隔授業の準備

今日は4月6日、本当ならば始業式だったんですね。

現在も沼津高専はコロナウィルスで休校が続いております。

我々E科教員としては、学校再開や再開後の準備はもちろん、
休校中の学生に対する学習支援、就職や進学の支援など
なにかできることがないか、日々検討を続けています。

先日の投稿でもありましたが、新入生に向けて学科のコミュニケーションツールの紹介と導入に向けた説明文書を送付しました。
繋がることさえできれば、他にもやれることが増えてきます。

新入生と違い、在校生は既にE科の教員との繋がりがあります。

その繋がりをつかって、今日は遠隔授業の練習を行いました。
練習台になってくれたのは新5年生です。
授業科目は、E5担任による「ホームルーム」です。

17:00~の授業開始に合わせて
ネット上の教室に、少しずつ学生が集まってきました。
教員も学生も、最初はなかなか慣れない作業に手間取りながら
オンラインでのホームルームがはじまりました。

思った以上に画質がいいので、モザイクをかけさせてもらいました
全員が同時に発言すると、混乱してしまうため
担任が一人ずつ呼名をし、それぞれの近況を報告してもらいました。
全員元気な様子で一安心です。

その後担任からの連絡を伝え、遠隔授業の練習は終了しました。
E5のみなさん、ご協力ありがとうございました。

使ってみるまでは、心配だらけの遠隔授業でしたが、
学生、教員ともども、これならいけるといった手応えです。

遠隔授業のあと、学科長の大津先生を含め5名の教員により
今回使用したビデオ会議システムを使い勝手の向上を目指した
検討も行いました。

学科教員も練習しています、嶋先生のヘッドセットがかっこいいです
明日はE4の学生を対象にさらに実践的な遠隔授業の練習を行うことを計画しています。



2020年4月4日土曜日

電鬼丸が行きます

東京では新型コロナウイルス感染の方が118名になったというニュース。
近隣の駿東郡長泉町では2例目の陽性患者が出たという報告もありました。

いつになったら平穏に学校生活が始められるのでしょうか・・・

新入生の皆さんにとっても新生活が始められないもどかしい毎日が続いていますね。
E科では,自宅にいる新入生に「E科独自のアカウントの設定資料」を届けることにしました。電鬼丸とともに導入・設定マニュアルが郵送されます。

マニュアルにしたがって設定すれば,学科の教員と連絡も取れるようになります。
E科は独自にチャットツール(注1)を導入し,全学年の学生と教員が利用しています。
新入生もこの仲間に早く加わってくださいね。

発送される電鬼丸ファイル(設定マニュアルが入っています)

E科では学科サービス向上のため学科独自に,注1:G Suite for educationを契約し,導入しています。
メールだけでなくやチャット,クラウドサービスなどGoogleが提供する各種のサービスが使えるので,情報の共有等がスムーズに行えます。Eスタの連絡ツールとしても大変有効です。





2020年4月3日金曜日

「入学式は中止」となりました

大変残念なお知らせです。
新型コロナウイルス感染症罹患者が静岡県内でも徐々に増えつつあります。
駿東郡長泉町での罹患者が出たことを受け,令和2年度の入学式を中止することが決まりました。
新入生のご家庭には,本校の事務部から個別に電話にてご連絡させていただきました。
授業の再開については改めて通知されます。

今後の予定については,本校のホームページに随時掲載されます。

緊急連絡情報(コロナウイルス関連)

沼津高専ホームページ

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