先週末に授業が終わり、昨日から冬休みに入っています。
長期休みの間には学校内の設備点検や、整備などが実施されます。
本校では夏と冬の休みの間に校内を停電させて、受変電設備の法定点検が行われています。
今回は受変電設備の点検の様子を見学させていただけることとなりました。希望した学生には点検の作業の都度、作業員の方から説明がありました。作業にあたっておられる方々は電気主任技術者の資格(多くは3種だそうです)を持っているということでした。
これが東京電力から送られてきている電気を開閉する装置です。
電圧は6600ボルトです。「入」の側を指針が指していることが分かりますか?
これを「切」にして点検作業が始まります。
まだ「受電中」です
これで「切」になりました
普段は立ち入ることのできない、建物の中を見学させて頂きました。
左が基幹の受電盤です。真ん中の扉(配電盤)の裏に大きなスイッチが2つあります。
右側奥に見えるのが寮地区などに電気を配るための分電盤です
右側奥に見えるのが寮地区などに電気を配るための分電盤です
感電事故が起こらないよう、まずは接地の確認です。
遮断機の特性を点検しています。
下の箱のようなものはキャパシタです。
力率(利用効率)をあげるために使われています。
力率(利用効率)をあげるために使われています。
これが施設内の受電装置
左下の黒く太いケーブルが6600Vを設備内に届けている母線です。
電柱の上から柱に沿って下ろされ、地中を通して設備内に引き込まれています。
ここで学校内で使う電力の使用量が記録(節電しましょうね)されています。
左下の黒く太いケーブルが6600Vを設備内に届けている母線です。
電柱の上から柱に沿って下ろされ、地中を通して設備内に引き込まれています。
ここで学校内で使う電力の使用量が記録(節電しましょうね)されています。
配電系統の説明を受けています
これは寮地区への分電盤の裏側です。
ブレーカーの容量が300Aとか250Aというものばかりです。
一般家庭のものだと30A~50Aが通常ですから、それに比べてかなり大きいですね。
特にケーブルの太さが特徴的です。
見学を終えた後の写真です。普段見ることができない施設内の点検作業をライブで見ることができ、大変貴重な機会となりました。電気設備の安全を管理監督し、適切に運用するためには有資格者が必要です。電気電子工学科の学生にはこのような分野でも活躍が期待されています。
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