変電所というと、以下の写真にあるような大きな鉄塔が建ち、その鉄塔間を多くの線が縦横無尽に行き交い、そろばんの玉をいくつも積み上げたような物体があちらこちらに見えるところで、知らない人からすると、ここは何をしているのだろうか?となるところです。
時折雨が降る中、ヘルメットが傘代わりにもなりました
ここ駿東変電所は、沼津と三島に電気を供給する一次変電所です。ちなみに変電所は経由するところであり、ここで電気を作っているわけではありません。一次というのは、かなり高い電圧がきていて、154,000Vを66,000Vに下げて中間変電所に送ります(各家庭は100V)。その先は中間変電所、配電用変電所を経由して用途に合わせた電圧に順次下げながら、最終的には道路にある電柱の高いところによく見られる、柱上変圧器(以下の写真)を経由して各家庭に届けられます。
柱上変圧器、トランスです
建物の中には制御室があり、変電所の運転状況を確認しつつ制御できる部屋もありましたが、現在は別のところで制御しているそうです。どこまで写真を公開していいのかわからないので、そういう制御室があると思ってください。
隣接する研修施設には本物と同じ電柱があり、配線もなされていました。残念ながらこの日は研修の計画が無い日で、どんな様子で研修が行なわれているのかは見られませんでした。
後姿になってしまいましたが、本校OBの方が説明に来てくれました
この写真にも柱上トランスが写っていますが、わざと低い位置につけてあります
こちらは屋内、こちらも電柱がいくつも見えます
この電柱に実際に登って事故時を想定した復旧作業をしたりするのでしょう。今回の見学でも伺ったのですが、例えば今夏、台風被害を受けた千葉に電力会社関係なく応援に行ったのはいいのですが、電力会社によって部品が違うことがあるんだそうで、これから事を考えて、全国で統一しようという話もあるんだそうです。
その他には無電柱化の話も聞きました。日本は電柱が多い国といわれてますが、地中にあると日々の維持管理が大変になるんだろうなぁと漠然と思いながら説明を聞かせてもらいました。
皆さんも、時折電柱を見上げて、その影で働いている方のことを想像してみて下さい。
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