2020年7月7日火曜日

少しずつ少しずつ......

 鮮度が落ちてしまいましたが、今回お届けするのは7/2にあった4年生向けの回路理論という授業です。電気回路の理屈を学ぶ科目で、電気系の学科では根幹ともいえる科目であり、本科では1年から4年まで、がっちり学んでもらってます。

長くなるので、早速本題に入りたいところですが今日は七夕、なかなか外出も楽しめないこの頃、7/2の天気はこんな感じ。朝方は曇り空でしたが、日が出てきて気温が上がったせいか、雲も減りました。とはいえ梅雨の時期、心配することだけしかできませんが九州は大変なことになっています。
箱根の山には雲がかかっています。
いきなり脱線してますね、本題です。4年生は3時間目から回路の授業です。担当はEスタでおなじみの野毛教員です。いつものように遠隔講義スタジオにて授業開始ですが、モニタ用の大型テレビがいつもと違う方向を向いてます。
いつも通り空虚な空間に話していますが、大型テレビも同じ方を向いちゃってます。
クロマキー合成用である緑の垂れ幕の前で話す野毛教員ですが、表情が明るいです。

今日は何かいいことあったのでしょうか?
もったいぶってもいけないので本題に入りますが、実はこの反対側はこんな感じでした。

登校していた4年生たち
本校の事情で、今も分散ならず分割登校(登校して授業を受ける人、遠隔で授業を受ける人)というつらい状況ですが、寮や自宅よりはと、登校してきていた学生たちがいたので
彼らを遠隔スタジオに集めて講義を行いました。テレビのワイドショーみたいな感じでしょうか。
そして授業の本題はこれ。

微分方程式で書かれた回路方程式
そう過渡現象です。電気製品はスイッチを入れると作動しますが、止まっていた状態から動いてる状態に一気に変わるのではなく、人間には感知できないほど短い時間ではあるものの有限の時間をかけて状態が遷移します。車だって止まってる状態から一瞬で高速走行にはならないですよね。そのときはごく普通に動いているときと異なる事象が電気製品の中で起きていてます。その一瞬の間に起きる事象を扱うのが過渡現象です。
本題がすり替わってしまいました。本題の授業風景に戻ります。
(長くなりました、おつきあいいただける方は後半もお付き合いください)

板書の代わりに、タブレット上のホワイトボードに書きます。
遠隔で授業を受けている学生の方が多いので、講義は板書ではなくいつものようにタブレット上のアプリで書いていき、遠隔用画面に反映していきます。この辺はいつもと同じ光景です。そして目の前にいる学生たちは

タブレットを見たり、黒板代わりの大型テレビを見たり。
みんな久しぶりの対面授業で気合入ってます。
手元にあるタブレットを見たり、大型テレビを見たり、身振り手振りを交えて解説する先生の顔を見たりと、いくつもの媒体で話を聞いてます。タブレットで見ていると前の人の頭が邪魔にならなくていいという話も聞きました。
久しぶりの対面授業でこころなしか皆さんの授業を受ける雰囲気も違っていたように感じました。遠隔講義という新しい形式が出てきたけれど、同じ場所にいて目の前でお互いの様子を感じながら授業を行う、受けるというのは、それも大事なんだなと。ただ、テレビ番組によくある、スタジオにいる人たちが楽しさを届けようとしているようでいて、実はただ内輪で盛り上がっているだけで、視聴者は冷めた目で眺めているなんてことになってもいけないよねという冷静な指摘もありました。
まだまだですが、少しずつ従来の状態に戻りつつあります。

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