2022年5月11日水曜日

5/11 モータの分解始めました

  本日の1年生の実験は、前回の「この実験」に続くその2週目です。今回はモータを後先考えず分解します。分解を始めた直後はこんな感じで、ちゃんとモータだってわかる形をしていました。

お父さんたちなら一度ならず使って遊んだことがありますよね。
いきなりまだそんなに分解できません。慣れるまではゆっくり分解していきます。気を付けないとケガをすることもあるので慌てずに分解します。

机の上を見てもまだそんなにバラバラになってません
まだまだおっかなびっくりの人もいますが、次第に調子が出てきて、分解するのも手慣れた感じになっていきます。

次第に分解された部品が増えていってるのがわかります
最初の難関をなんとかこなすと、中身を出して、巻いてあるリード線をほどいていきます。

三つ葉みたいな形をした金属のくぼみに赤い線が巻いてありまして、これをほどきます
分解作業が進み、どんどん部品が取り出されていきますが、思いの外いくつも部品が入っているのだと気付きます。
さすが高専生、最初はおっかなびっくりでもすぐに分解上手になります
早々に分解を終えた学生の仕上がりを撮らせてもらいましたが、以下のような部品が組み合わされてモータを形成していました。

この写真の彼は、分解するのはこれで3つ目と言ってました。慣れたものです。
実験なので、ただ分解して楽しかったではすみません、分解の後はその部品や構成に関して報告書をまとめます。
実験を行ったら、その内容についてまとめるのは大事なことです。やりっぱなしではいけません
今回は製作でなく分解ですが、実社会のものつくりにおいては、いいものを作るだけではだめで、常に納期に追われています。学校では授業時間という制約がありますから、その時間内に分解を終え、その結果をまとめなけれはいけません。しかもまとめた内容が自分以外の第三者に理解できるようにまとまっている必要があります。電気電子工学科では5年間毎週ずっとこの練習を繰り返します。

最後は片づけ。これも技術者には大事です。
一連の作業が終わり、最後は片づけです。作ったもの、出てきたゴミ、使った道具を正しく片付けます。

新しく買ったばかりのモータを初回は動かしましたが、2回目ではもう分解してしまいました。もったいないですが、それに見合う経験を積んでくれたと思います。これをきっかけにしていろんな電化製品をただ分解してみるのもいいでしょう。注意点としては血を見ないために、必ず自分のを分解するように心がけるといったところでしょうか。

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