10月5日、秋の訪れとなるのか、本日は雨混じりの天気です。でも朝晩は過ごしやすくなってきましたね。清水区ではまだ水に不自由しているところもあり、本校でも影響を受けている学生もいますがみなさまいかがお過ごしでしょうか。
本日はE1の後期から始まる工学基礎実験です。前期は全学科の実験を体験する流れでしたが、後期からは電気独自の実験になります。これから卒業まで毎週実験があって、実験を通して電気の世界を理解するとともに、工学の報告書を書く練習を卒業まで続けていきます。大変ですよ、お覚悟を。
では今日の様子ですが、3つの班に分かれて、「紙コップスピーカの作成」と「コヒーラを使った電波の観測」と「電子工作」を行ってます。
紙コップスピーカの作成
特に上の写真で右手親指と人差し指の間に細い線があるのわかりますか?
紙コップスピーカとは、皆さんご存じのどこにでもある紙コップをスピーカにしてしまうものです。最初の写真に紙コップが写ってますよね。リード線を根気よく巻いたコイルに流す電気信号で、紙コップの底に貼りつけた磁石を振動させるのです。結構ちゃんと音が出ますよ。写真には手しか写っていませんが、パーツモデルではなく学生です。直径1センチ程度の棒に細いリード線を丁寧に巻いていきます。これが紙コップを振動させて押しを鳴らす大事な部品となるのです。まだこれだけではどんなものができるかわかりませんね。次回も作業は続きます。
こちらは何か調べて発表するようです。写真の中央右にコヒーラが写ってます
互いに検討したことを発表しあっているようです 続いてはコヒーラを使った電波の観測です。上の写真1枚目に透明なコップに入ったアルミ箔の球がみえるでしょうか。これがコヒーラです。アルミ箔を適当に丸めただけで、その表面は酸化してアルミだけど電気を通しませんが、電波を感知すると電気が通るようになり、電波をキャッチしたことがわかります。いろいろ試した後は、各自が実験結果に基づいていろいろな仮説を立てて発表していました。正しいかどうかではなく、何をどう考えてどういう結論に至ったかを互いに聞きあっています。
三つめは電子工作です。完成見本は、発光ダイオードがいくつもついて3階建てになってるのがわかるでしょうか。これが順で規則的に点滅します。最初ははんだ付けの練習をして、ある程度慣れたところで本物を作り始めます。やってみると意外と難しかったりします。
数週間かけて1つの実験を終えると、次の実験に回ります。
紙コップといい、透明なカップといい、アルミ箔といい、みんな百円ショップで手に入るようなものばかりですね。
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