2024年10月16日水曜日

1年生 後期の実験2回目やりました

 先週から始まった1年生の実験ですが、前回の報告に続いて2回目を行いました。前回同様に「紙コップで作るスピーカ」、「電波発見器コヒーラの作成とその特性調査」、「はんだ付け練習と時計の作成」の順で見ていきます。


「紙コップで作るスピーカ」

今日はとりあえず作ったスピーカを音源につないで鳴らしてみます。うまくなるでしょうか。まずは先生から説明がありました。その後、出来上がっている人から順につないで試してみます。

まずは写真奥に写る先生の説明を聞いてます
早速鳴らしてみます、一番乗りです
続々と完成したスピーカをもって試しに来ています
試す人、完成を急ぐ人といろいろです
さあ、どうだ!

紙コップを二つ重ねているのですが、鳴り方にも違いがあってそのままでも鳴るけど、重ね具合を変化させると格段に大きな音で鳴りだします。外観は個人で好きなように作っていいので、最終的にどんなスピーカができるかは先のお楽しみです。


続いて「電波発見器コヒーラの作成とその特性調査」です。

今日もカチンカチンとやっていましたが、前回とは様子が違って、前にはなかった装置が置いてあり、しきりとのぞき込んでいるようです。何が見えるのでしょうね。

視線の先にあるのは何かの装置
真剣に装置をのぞき込んでいます
あ、オシロスコープでした。今日は電波の観測のようです。カチンと鳴らすたびに発射される電波をアンテナで検知し、その電波の波形を観測していたのです。毎回毎回発射される電波は異なっていて、装置でその波形を観測すると毎回異なる波形として観測されます。面白いですね。他の写真のものと比べてみてください。
電波ってこんな形なの?
調整つまみを回して見やすい設定にします
なかなかの波形が取れました

3つめは「はんだ付け練習と時計の作成」です。

今回もはんだ付けをしているようですが、前回の物とは基板が違います。練習ではなくていよいよ時計を作り始めたようです。前回の練習が活かされているでしょうか。抵抗を次々とはんだ付けしていきます。写真に写る、作業着を着てない人は5年生の先輩です。5年生はこの時間が空き時間なので、手伝いに来てくれています。

前回よりは手際よさそうです
みんな黙々とやってますね
作業しているのはこんな感じ
真剣な様子
みんな自分の時計を精魂込めて作ってます

どんな時計ができるのか私も知りません。完成は来週でしょうか。

2024年10月13日日曜日

中学生のための体験授業を行いました

 沼津高専では,中学生向けのイベントや学外の方に高専を知っていただく企画が実施されています.
今年度も6月にはミニミニ体験授業,8月には1日体験入学が行われました.

そして本日,中学生のための体験授業が行われました.
本日お越しいただいた皆様,ありがとうございました.

E科からは今回の体験授業で,以下の3つのテーマについての授業を行いました.

「太陽電池を作ってみよう!使ってみよう!」
野毛先生による授業です.
太陽電池を組み立て,光を当てたときの電圧を測定したり,モータを接続し,光の当て方を変えたときのモータの回り方を観察します.
他の体験授業でもそうですが,実際に本学科の実験で使用している実験器具や測定機を使用しています.

「電子工作:温度センサー扇風機」
小村先生による授業です.
サーミスタという温度変化によって抵抗値が大きく変化する素子を,手で温めたときの抵抗値を測定したり,トランジスタやモータを接続して温度センサー扇風機を作ります.

「電子工作:廻して光るオルゴールごま」
高矢先生による授業です.
廻すとLEDが光り,メロディが流れるこまをつくります.
はんだごてを使用し,抵抗やLEDなどをはんだ付けして組み立てます.
また,E科学生によるLEDやトランジスタ,そして周波数と音に関する実験を行いました.


その他,中学生が実験や工作している間には,保護者の方に向けての学科説明会を西村先生が行いました.
授業終了後には,中学生や保護者の方からE科学生へ沼津高専について質問されている姿も見られました.
本イベントがE科を受験するきっかけになっていただければ幸いです.
今回参加できなかった方も,来月11月9日10日には高専祭がありますので,是非お越しください!



「太陽電池を作ってみよう!使ってみよう!」の授業


太陽電池に光を当ててモータを回しています.


実験うまく行ったようですね.


各テーマで製作したものは受講した中学生へプレゼントしました.


「電子工作:温度センサー扇風機」の授業

テスターの使い方を確認しています.

ブレッドボードの説明をしています.

サーミスタを温めて抵抗値を測定しています.

「電子工作:廻して光るオルゴールごま」の授業

やけどや怪我をしないよう注意しながらはんだ付けをします.

全員無事に完成させることが出来ました.

トランジスタの役割を実験を通して説明しています.

周波数を変化させたときの音と電圧の波形をみる実験です.

Eスタの紹介も行いました.

保護者の方への学科説明会

2024年10月9日水曜日

1年生 後期の実験始めました

 電気電子では、学年を問わず実験と称して、学年に合わせた内容の実験をいくつか設定していますが、2年生以上では一回の時間で180分かけるのに対して、1年生の場合はその半分の90分しかないこともあり、実験課題を3つに絞って回数を多くして行っています。それぞれ

「紙コップで作るスピーカ」、

「電波発見器コヒーラの作成とその特性調査」、

「はんだ付け練習と時計の作成」

といった内容で3つの実験が並走する中で、3つの班に分かれて、4週間かけて1つの実験の作業と報告書作成まで行います。

前回は全体説明でしたから、今回から実験が始まります。途中からですが、初回の様子を写真に撮ってきたので紹介します。

まずは上記並びの通り「紙コップで作るスピーカ」から。担当の先生がスピーカの理屈や仕組みについて解説していました。各自で部品を作っていき、最終的には紙コップのスピーカを仕上げます。写真を撮ったときは、ちょうどスピーカの肝となる、コイルを巻く作業をするところだったようです。先生の指導を受けながら、細心の注意を払って細~い細~い銅線(通常リード線と言います)を100回ほど巻いていきます。その様子は写真でご覧ください。

先生からリード線の巻き方の極意を聞きます。この仕上がりで音の良し悪しが変わります
昼食後最初の授業ですが、寝てしまうことなく、みんなちゃんと聞き入ってます
細かい指導をもらってます
みんなの作業の様子。巻き終わっている子もいます。
丁寧に巻いてます
真剣に巻いてます
涼しげに巻いてるけど結構大変です。スピーカの形ができてくるのは来週以降です

その隣では「電波発見器コヒーラの作成とその特性調査」をやってました。カチンカチンとやって火をつける100円程度のライターってありますよね。あの火花を飛ばす際に、実は電波も出てまして、その電波をコヒーラという装置で検出しようというものです。その電波をより遠くまで飛ばすためにアンテナをつけて、どれくらい離れたところで電波を検出できるか測定していきます。

実験室の中では手狭なのか、いくつかの班は廊下にまで出て来て長い距離を確保して測定している人達もいました。測定した後は班ごとに成果報告をします。

受信装置となるコヒーラのアンテナを作っていたようです
測定開始
電波を飛ばして、検出されたか確認してます
少人数の班に分かれてそれぞれ試しています
距離を確保できる廊下でやっている班も
こちらの二人も廊下で測定してます
測定の後は結果をまとめてお互いに成果報告も行います


3つめは「はんだ付け練習と時計の作成」です。電気科ですから、はんだ付けくらいはできないといけません。この辺は親御さんの仕事や趣味に影響されて小さいころからやっていた人もいれば、ほとんど初めてやってみたという人までいるわけです。でも何事もやってみないとできるようになりません。まずははんだ付けです。ゴーグルをして目を保護し、今日のところは素子を使わず、万能基板の穴にはんだ付け作業をしていきます。写真にはありませんが、なんとなくこんな感じかなという感触がわかったら、実際に抵抗素子を穴に通してはんだ付けしていました。

道具や具材を受け取って準備します
はやる気持ちを抑えてケガをしないように注意を受けます
まずははんだ付けの練習です
一人一人がはんだをもって作業開始です
まずは基板の穴にただはんだをつけます
ひとつやったら次の穴へとやっていき、感触を確かめます
自宅でもやっていたのことで、上手で手際もいいです
あっという間の90分でした。こういうのってやり始めると切れのいいところまでやりたくなるんですが、90分なんで仕方ありません。でも今日はこの後の授業が無かったので、少し延長して、切れのいいところまでやって初回の実験を無事終えました。それぞれの実験でどんなものが出来上がるのか乞うご期待といったところです。

注目の投稿

1年生 後期の実験2回目やりました

 先週から始まった1年生の実験ですが、 前回の報告 に続いて2回目を行いました。前回同様に「紙コップで作るスピーカ」、「電波発見器コヒーラの作成とその特性調査」、「はんだ付け練習と時計の作成」の順で見ていきます。 「紙コップで作るスピーカ」 今日はとりあえず作ったスピーカを音源に...

人気の投稿